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◎バクテリア濾過効率 テスト手順: このテストに使用した手順は、MILSpecMIL-M-36954C、4.4.1.1.と4.4.1.2.に基づく ネルソン研究所の手順番号SOP/ARO007.1である。 ブドウ状球菌アウレスの培地は、正確な1.5%濃度のペプトン水溶液で薄められた。 この培地の懸濁液は、流量と気圧を固定したChicago'nebulizerを通して吸い上げた。一定 の気圧で連続して放出することにより粒子の大きさ約3ミクロンのエアゾール状の小滴に なる。この小滴は、ガラスのエアゾールチャンバーの中に発生させ、存在可能な粒子、6 段のアンデルセンサンプラ−を通して吸い上げる。テストサンプルとアンデルセンサンプ ラ‐を通って収集される流速は28.3リットル/分(1立方フィ‐ト/分)に維持され た。コントロールとサンプルのテストは、2分間のインタ―バルで行われた。 この試験の放出量は、コントロールプレートの上に一貫して2200±500コロニー (CFU)生じるレベルである。コントロ‐ル(気流中にフィルターの無い状態)とリフ ァレンスは、7−10枚のサンプルのテストの後で含まれる。ネルソン研究所で使用して いる標準レファレンスの過去数年間の濾過効率の結果は、97.5%±1.0%を示している。 コシ器状のアンデルセンサンプラーは、それそれの小滴のザイズに基づいて6つの寒天 プレートが置いてあり、そのプレートに小滴が付着した。この寒天プレートには大豆カゼ イン温浸寒天(SCDA)を使用した。寒天プレートは、48時間、37℃±2℃の培養 器に入れた。エアゾール小滴で汲み出された各バクテリアによってコロニーが形成された。 このコロニーを数えてアンデルセンによって規定されたHole Conversionチャートを使って Probable Hit値に転換される。この転換された総数は、テストサンプルに与える試験レベ ルを決定するのに使われる。6つの寒天プレ-トそれぞれのコロニーの分布率は、 試験の 際のエアゾールの平均粒子サイズ(MPS)の計算に使われた。 結果: 濾過効率は、テストザンプルとコントロールの平均の違いを次の方程式を使って計算し パーセントで表した。: BFE% = C − T/C X 100 C=コントロール値の平均 T=テスト品の全回数 このテスト手順は、大抵の濾過装置に実際に使われるより厳しい試験環境を作り出すも のである。この手順の目的は、濾過効率をできるだけ能率的に利用することでなく、でき るだけ正確に、素材間の違いもしくは同じ素材での時間による違いを確実に測定すること にあります。それによって即座に処理できる重要な傾向や変化を製造業者に注意を促すこ とができます。 パクテリア濾過効率(BFE)のテスト手順が一貫して行う能力を保証し、監視するた めにいくつかの品質監理の手段を講じている。 1)気流の中にフィルターを入れない状態で測定されたコントロールの平均は、依頼人が 他のコントロ−ル平均を承認しない場合は、正当なテストでは2200±500コロニー (CFU)に維持されなければならない。 2)サンプル7から10枚のテストをやる度に少なくとも1枚のリファレンスを含める。こ れらのリファレンスのデータの統計上の評価は、品質管理チャ−トに記録されている。リ ファレンスの濾過効率は、過去数ケ月にテストしたリファレンスの平均濾過効率の標準偏 差±3以内でなければならない。 3)サンプルテストの結果は、デ−タが報告される前に再テストする必要を示す異常な変 動に注意を払って、統計的に分析される。ブドウ状球菌(約3μm)をマスクに通し、数値が高い方が性能が良く、医療用マスクでは、95%以上の性能が求められます。
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